教員の声
INTERVIEW
作業療法学科
前田 徳廣先生(学科長)
Q.先生の取り組みを教えてください。
- 人が人生を豊かに生きていくには、必ず目標や夢が必要です。障がいにより、その目標や夢を叶えることができなくなってしまった方が、少しでも幸せな人生を過ごせるように支援させていただくのが作業療法士の仕事。そのためには、病める人の心を考え、どのような困難(障がい)を軽くしたら良いか、また、やる気を引き出せるかを常に考えることが大切です。私が作業療法士になって3年目の頃、カメラが趣味の患者さんに出会いました。身体の片側に麻痺が残ったこの方に、片手でも撮影ができる自助具を作り訓練を続けたところ、外出頻度が増え、気持ちまで前向きになったということがありました。人の人生に関わる仕事だということを実感でき、今でも深く心に残っています。作業療法士は、身体を治すだけではなく心にも寄り添えるやりがいのある仕事です。
Q.授業の雰囲気を教えてください。
- 作業療法士の勉強は難しいことが多いです。覚えることもたくさんあります。授業を行う上で日頃から心がけていることは、難しいことを面白く例えること。たくさん覚えなくてはならないことを覚えやすく伝えること。また学生と“心の距離”が遠くならないよう、親しみやすい雰囲気作りも大切にしています。悩みを気軽に相談できたり、質問しやすいよう、私自身が笑顔でいることも重要です。
Q.受験生に向けてメッセージをお願いします。
- 人は誰もが支えあって生きています。作業療法士は医療と福祉、そして皆さん一人ひとりの「誰かの役に立ちたい」という想いをベースに患者さんの人生を幸せにする素敵な仕事です。一緒に頑張りましょう。
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